A Ping and A Pong

アランさんとの共作(?)。

本日 4 月 18 日に、ベルギーの Off – Record Label から、主催の Alinovsky こと アランさんとわたしたちの共作……と言っていいのかな、これ。
わたしが Ableton Live の、Analog だったかな、ソフトシンセのサイン波だけで作った音源を、「どう思いますか?」とアランさんに送ったら、「正直に言うけど、面白くない」と言われて。
それはそうだろうと思っていたら、すぐあとに「さっきの、リミックスしたいからステムを送ってくれ」とメールが来て、「はいよろこんで!」と送ったのが去年の 9 月だったのかな。(この記事でもちょっと触れてます)
それでなくても多忙な彼が、一ヶ月くらい体調を崩して寝込んでたのに、それでも約束を守ってリミックスを送り返してくれたのが、今年の 1 月。
確かちょうどエリと合うタイミングだったから、一緒に聴いたんだったはず。

完敗。

いや、勝ち負けを競っているつもりはもちろんないんだけれども。
あ、そうきたか! え、そんなことするの!? うわ、これ、すご!
聴きながらずっとそんなことを口走っていた記憶がある。
そりゃ「これはつまらん」とおっしゃるわけだなあと、感服しきりだった。
大げさではなく、一音一音に学ぶべきことが詰まっているような感じ。

「気に入ったら、うちからリリースするぞ」と言ってくれていたので、もちろんその旨をお願いする返事を出して。
その時点で、“doves” も Off から出してくれることは決まっていたから、だいたいその一ヶ月後くらいになるよと言われていて、無事その日を迎えたのが、今日。
わたしたちと彼の名前がジャケットに堂々と記載されているわけなんだけど、ちょっと申し訳ないような気分になる。
彼はこの作品を通して、いわば「追いかけるべき背中」をわたしたちに見せてくれたわけで。
感服と感謝と……なんかもう、それしかない。

そういえば、返事を出したときに、ロシアの友人が企画して誘ってくれたクラフトワークの 55 周年記念リミックスコンピレーションに参加するから、これからリミックス初挑戦なんだと書いたら、アランさんが「リミックスは自由にできていいよ、だって自分のトラックじゃないんだから」みたいなことを返して来て、吹き出したんだった。
来日したときに時間を取ってくれて京都で会ったときにも感じた、彼の優しさとお茶目さと、そして謙虚さと自信は、いつも彼の文面から漂ってきて、穏やかな気持ちと勇気をくれる。

共作という言葉を言い淀んだのは、こんな経緯のせい。

……仕切り直して。
本日 4 月 18 日に、ベルギーの Off – Record Label から、主催の Alinovsky こと アランさんとわたしたちの「共作」、”A Ping and A Pong” がリリースされました。
アランさんが長期海外滞在中で、日本との時差が半日以上あるため、日本でのリリースは 19 日。
わたしたちにとっても、もはや「自分のトラックじゃない」感が半端ないですけど、二人ともめっちゃ気に入ってます! こちら↓をクリックして、ぜひ聴いてください!

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