応募してみました。
Facebook をやってはいるんだけど、あんまり積極的ではないというか、何かを投稿すると言うよりも、みなさんの投稿を見て情報収集して、時々はさまるかわいい動物たちの動画で癒やされる、という感じで。
そんな中、数ヶ月前に見つけたのがこれ。
勢いで「参加する」ボタンを押したのはいいんだけど、実はそのまま忘れていて。
先日、ふと思い出して、どうしようかなあって思って、そのまま数日を過ごして。
その前からぼんやりと、新しい作品について考えたり、Elly とわたしのフィールドレコーディングを聴き直したり、PC の中にあった面白い音を素材フォルダに保存し直したりはしていたけれども、それ以上の進捗はなくって。
そもそも、タイトルにある “Jump Cut” の意味がよく分からないというのも、放っておいてしまった理由の一つ。
いまだにわかってない。”Cut Up” はバロウズなんだろうけど。
心が荒んでいたせいでしばらく DAW を触れずにいたこともあって、「とりあえず DAW を立ち上げるところから始めよう。何もできなかったら[参加する]ボタンをそっともう一度押して、なかったことにしよう」と自分をなだめながら、Ableton Live を立ち上げて。
普段はセッションビューからスタートするのだけれど、今回は Musique Concrète だし、素材を並べてからそれこそ cut up するかもだし、ということで、いきなりアレンジメントビューから始めてみた。
いつもあとから「そうなんだよなぁ」って思うんだけど、やり始めちゃえば何とかなるというか、気がつくと何時間もやり続けてて。
始めること、やり始めることなんだよって、自分に言い聞かせ続けないといけないんだよなぁ。
素材をいくつか並べて、Live の中に入ってるエフェクトをいくつか使って。
使った素材は、Elly が録ってくれたフィールドレコーディングと、わたしがインターネットラジオを聴いていて捕まえた音と……あと 2 つあるけど元ネタは内緒ということで。聴けば分かる人にはすぐ分かっちゃうとは思うけど。
そうだ、今回でようやく、Live でもオートメーションを描けるようになりました。ポンコツだよなあ、わたし。
うれしいから、練習も兼ねてガンガン描いてみては消し、描いてみては消し……さらに使い勝手が(わたしの中で)上がって、もっと Live を好きになれました。
オートメーションを使うならあれもこれも……とエフェクトを増やしすぎてわけわからなくなったりしたけど、その過程で学ぶことも多かったし、楽しかったので、よし。
できあがったものは一晩置いて、翌日にもう一度聴いてみてから、手を入れるか捨てるか考えるのがいつもの手順。
今回もそれに従って、外を歩きながら聴いてみて、家に帰ってから気になったところをいじって。
完成したので、件のFacebook イベントには資料と一緒に送って、自分の bandcamp にもアップロードしたんだけど。
自分の bandcamp はいいんだけど、例の募集にわたしの今回の音は合っているのかしら、という不安が残ってる。
その募集のおかげで、音作りの楽しさをもう一度噛みしめることができたから、それだけで感謝だし、採用されるかどうかは、どうでもいいってことはないけど、二の次というか、参加させてもらえて本当にありがたかったと思ってるけど、見当違いの音を送っちゃってたらごめんなさい……という感じです。
というわけで、新作 4’33” – a session for “Cut Up/Jump Cut Collage Soundart” です。
応募作品ではありますが、bandcamp リリースとしては第二期のファーストシングルになります。