記憶は、薄れるもの。
えらそうに言ってるけど、要は、これどうやって作ったんだっけって、真っ白なブログの画面を前にして、ちっとも思い出せないでいるだけ。
何を考えて作ったかは、聴けばすぐ思い出せるんだけど、どうやって作ったのかとなると、面白いくらいすぐ忘れる。
だからノートに書いておけよって話なんですけど、作ってるときは勢いを失いたくないから書く時間も惜しくて。
ライブの前になんとか 7 曲間に合ったらいいなあと思ってたし、確かここにもそう書いてたんだけど。
ライブ前に一度スタジオで自主練してみて、当日に持参する音源の改善点をいくつか思いついたから、その作り直しをしていたんだけど、一方で件の 7 曲は頭から離れずにいて。
Ableton Live に入っているサンプルをわーっと聴いていく中で、これはこっちに使いたい、これはあっちに使いたい、これはあれに使いたいって、仕分けというか、候補をどんどん上げていったら、それなりの数のサンプルが集まって。
じゃ、気分転換に全然違うことしてみよう……ってやってたらできた、ような気がする。
先にできたのがこっち。よくみると、ワニ。
ライブ用の音源を作るときにいろいろ Ableton Live についてまた勉強して、少し上手に使いこなせるようになったから、それを他の音源でもやってみたかったっていう感じではありますけど。
もちろん、自分が込めたい思いというか、表現したいものと、手にした技術でできることが合ってたから使ったということで。
これを作る過程でさらに学びがあって、それも生かして作ったのがこれ。
大食と嫉妬って、何を考えて作ればいいのかがよく分からなくって、後回しになってしまっていたんだけど。
結局、ライブの前に 7 曲できあがりはしたものの、この 2 つができたのがあまりに直前だったこともあって、ライブが終わったら公開しようって Elly と話してて。
ところがライブが終わって気が抜けたのか、二人ともうまく動けない日々が続いて、いままで放置してしまってました。
そうそう。
学べば学ぶほど面白いというのは、別に DAW に限った話ではないのだけれど、これらを作ったりライブ用の音源を作ったりしてたときは、なんかもう、機材とか全部売ってしまって、Ableton Live だけでやっていこうかしら、みたいな極端なことを考えている時期だった気がする。
これだけを極めたい、みたいな。わたしの楽器は MacBook です、みたいな。
ポンコツはどうせ二つも三つも無理だしなあ、とか。一つだけだってあやしいものなのに。
まあ、そのぼんやりとした決意は、ぼんやりしていただけあって、ライブに出た後にあっさりと覆るんですけど、その話はまた後日。
というわけで、新作 “gula” と “invidia” です↑。gula が大食、invidia は嫉妬。
やっと 7 つ揃ったね、ダーリン♪