数々のご縁によって、完成しました。
以前の記事で、音楽プロデューサーさんとご縁をいただいたと書いたのだけれど、そのすぐ後に、「PV を作りましょう!」という、なんというか、過分なご提案を頂戴して。
「ぜひお願いしますっ!」と応えて、音源を決めて、プロデューサーさんとエディターさんとのグループ LINE ができて、素材や音や内容に関するやりとり、それはそれは濃密なやりとりがブワーッとあって。
9 日間(!)で完成しました。
音源に “atoms and spaces 02 – S.o.L.” を選んだのは、Elly と相談した結果。
この音源で作ると決めたときに脳裏に浮かんだのは、少佐とバトーのこのシーン。
今のわたしの境遇にも、どこか重なるところもあるような気もして。
[バトー]なあ、海に潜るってどんな感じだ?
映画『攻殻機動隊』より
[素子]アンダーウォーターの教程、済んでるんじゃなかった?
[バトー]あんなプールの話を聞いてるんじゃねえよ。
[素子]恐れ、不安、孤独、闇、それから、もしかしたら希望。
[バトー]希望? 真っ暗な海の中で?
[素子]海面に浮かび上がる時、今までとは違う自分になれるんじゃないか……そんな気がする時があるの。
攻殻機動隊大好き。映画もアニメもマンガも好き。ほんとに好き。
エディターさんは蓮音まゆさん。アーティストとしてライブもある中での突貫作業で。
プロデューサーさんは何度も何度も音源を聴き込んでくれて、イメージを言葉にするのを助けていただいて。
ほんとうに、お二人には頭が上がらないです。ありがとうございます。
ということで、記事は続きますが、まずは見てください。これです。
動画ができたら Youtube ということで。
Elly と一緒にチャンネル作りに取り組みました。
前日?前々日?にふと思いついて Inworld で撮っていた写真がピッタリはまるのを Elly がめざとく発見してくれたおかげで、素敵なチャンネルを作ることができたと思っています。
チャンネルはもちろん、入れものでしかなくって。
ここにこれから、二つ目、三つ目に何を入れていくのか。
自分の音に映像というか、視覚的なイメージをくっつけるということは、以前から興味があったことで。
聴いてくださる人が抱くイメージを限定したいわけではなく、むしろふくらませるようなもの。
音とともに、何かを思い出したり、何かを思いついたり、何かに思いを馳せたりするような。
芸術畑出身でも理系出身でもないわたしがおこがましいと思いつつ、サウンドインスタレーションとか、Max Cooper のようなパフォーマンスとか、generative な映像を音とリンクさせることとか、夢想したりして。
Second Life ならどんなことができるだろうとか、Max や Processing が使えたらどうなるのかしらとか。
もっといろいろなことに挑戦してみたいという気持ちを認めてもらえたような、背中を押されたような。
そんな気持ちで、わたしたちにとって初めてのものとなる、この PV の完成を受け止めています。
この PV をご覧になった方が、ご覧になったことで何かを感じてくださったら、それが何よりもうれしいです。
いただいたご縁を大切に抱きしめながら、わたしたちはまた、一歩一歩進んでいきます。