Notion が楽しくってたまらない。アイキャッチは Notion のスクリーンショット。
前々から、自分がリリースした楽曲の、アルバムアートとか日付とか、ちゃんと整理しておきたいと思っていて。
どの音源をどこに使ったかとか、いままではいちいち Bandcamp の自分のページを見て確認したりしていたので。
他にはプロフィールの文面とか、制作関連のタスクリストとか、いろいろなアプリに散らかっていて、一つに集約できたらいいなあと思っていたところに、たまたま見た Youtube の動画で Notion が紹介されていた。
登場した当初から気になっているアプリではあったけど、シリーズになっている動画を何本か見て、これは自分が求めている用途を 9 割以上満たしてくれそうだと思って、導入してみた。
データベースが面白いし、便利。自分で簡単なコードを書いてカスタマイズできるし。
音源とリリースの管理だけではなくて、タスクリストやプロジェクトの管理、これから作りたい音のアイディアやメモやテンプレートの保管、チートシートの作成など、全部が一つのアプリでできるのもいい。
今まで使ってたいくつかのアプリのサブスクリプションを解約しても大丈夫そうなくらい。
久しぶりに GTD のフローチャートを引っ張り出して見直したりして。
気持ちの社会復帰にも、Notion はもしかしたら一役買ってくれたのかも知れない。
……って、タイトルとぜんぜん関係ない話になってる。
これまで作った音源を、時系列とは別の分類方法でまとめてみたいという思いがあって。
音を作るときに自分の中にぼんやりとしたテーマとして持っていたキーワード。
textures と feedback。
まずは Sound Experiments #2 Feedback という形で feedback をテーマにしたアルバムを……作ったわけじゃなくて、これまで作った音源を分類し直しただけですけれども。
アルバムができてみたら、これを使って、MV を作ってみようと思い立って。
わたしが新しい音と出会うのはインターネットラジオか Youtube なんだけれど、Youtube でもいわゆる PV を見ているわけではなくって、画像はまったく動かなくて音だけ 1 時間とか 2 時間とか流れているようなのに、わたしの好きな音が多かったりする。
Klaus Schulze とか Tapes and Topographies とか、そうやって出会った大好きなアーティスト。
もしかしたら、わたしと同じようなやり方で新しい音を探したり、新しい音に出会ったりしている人もいるのではないかしらと思って。
再生ボタンを押したら他のアプリケーションに画面を切り替えたり、席を立ったりしても気にならないような動画(それを動画というのかよくわからないけれど)。
でも、ぼんやり眺めていても動きが全くないわけでもなくて、アルバムアートが音源の変わり目で変わるくらいの動きはあるような。
そんな動画+音源だったら、作るのもそんなに難しくなさそうだし、映像の世界に手を出すきっかけにもできる。
……というようなことを、たいして考えもまとまっていないまま、Elly と話していて。
Elly はいつでも、とっちらかったまま話し始めるわたしの、あっちこっちに飛び回るだけの言葉を、嫌な顔ひとつせずに受け止めてくれて、必要なときに的確な意見を言ってくれる。
とりとめなくわたしの頭の中に散らばっているアイディアが、Elly と話しているうちに言語化されて、徐々にまとまって、次のアクションが決まる。
アクションが決まったらすぐやらないと気が済まないのがわたしの、たぶん、いいところではないんだと思うけど。
そういう気質だからしょうがない。
まずは、Studio One で音源を 1 つのファイルにするところから。
音量があまり凸凹しない方がいいだろうと思って、マスタリングのようなことをしてみたら、思った以上に音がよくなって。
これからは、リリースする時点で、Studio One でちゃんともう一手間かけてあげようって、反省したりして。
もう一つ、Studio One でやったのが、3 つの phase にしていた flooded をひとかたまりにすること。
リリースしたときは、あれでいいと思っていたけれど、作業しながら何度も何度も聴くと、もっとこうした方がいいと思うことがたくさんあって。
時間が経ったというのもあるのかもしれないし、わたしの耳、というか意識が変わったのかもしれないし、もしかしたら少しは成長しているのかもしれないけれど、いずれにせよ多少の悔しさのようなものがある。
後悔先に立たず。今後に生かそう。
音源ができあがったら、次は動画。
Premier Pro を初めて使ったんだけど、そんなに難しくはなかった。難しいことをしてないから。
タイムラインにオーディオを置いて、その波形に合わせて画像をおいたり遷移させたりするわけだけど。
タイムラインは当然のように DAW を連想させるわけで。
Premier Pro みたいな機能が DAW に組み込まれていたら面白いだろうなあと思ったりした。
CV や MIDI と連携して、モジュラーシンセサイザーの動きやわたしの操作に合わせて映像が動いたりしたら、表現できることがずいぶん増える。
こないだバージョンアップした ebosuite とかだとできるのかな。Processing だと遠回りな気もするし。やっぱり Ableton Live と組み合わせるとしたら Max なのかな。でも Jitter って難しそうだしなぁ。
いろいろ調べてみようっと。
バージョンアップで思い出したけど、Studio One 6 が発表されてた。
何がどう変わったのか、まだチェックしてないけど……と思ったら、日本語版リリースのメールが来ていて、いま読んでしまった。
「映像作品も手がけるサウンド・クリエイターに理想的なグローバル・ビデオ・トラック」って何。ねえ、何。
メールのリンクからウェブサイトに飛んで、新機能の概要を読んで、どうやら映像編集についてはわたしの思っている用途とは違うようで一安心(?)。
むしろ、Premier Pro の方が、今度はこういうことやりたい、ああいうことやりたいっていうイメージを持たせてくれる感じ。
ただ、他の新機能が、これがまたかなり魅力的……困ったもんだ。
無駄話はこれくらいにして。
新しいアルバムと、その MV です。楽しんでいただけたらうれしいです。