記念すべき(?)50 作目は「色欲」。
Notion で楽曲制作を管理していなかったら、これが何作目なのか、わからなかったんだろうなと思う。
第二期としては 14 作目。第一期で 36 も音を作っていたんだなあと、ちょっと自分に呆れるような、変な気持ち。
Bandcamp に上げてるファイルの数とは合ってません。あしからず。
そもそも、音を作ろうという気がないところから今作はスタートしてる。
次の制作のためにまた素材だけ並べておこうと思って Ableton Live を起動したら Pack のアップデートが来ていたからポチポチとインストールしてたら、Mood Reel もアップデートされてて。
インストールが終わると画面の右端にその Pack の解説が出るので、他の Pack のインストールを待つ間に何の気なしに読んでいたら今の気分に合いそうな音がありそうだったから、Pack の中を漁り始めて。
気になったサンプルをいくつかセッションビューに並べて、ついでにこないだ使った Spectral Textures からもサンプルを拾ってきて並べて。
先日観た映画から教わった詩(William Blake の “Auguries of Innocence”)を男声と女声で機械朗読させた音も一緒に並べて鳴らしてみたら、これがなかなかよくて。
作る気がなかったことなどいつの間にかすっかり忘れて、サンプルを Warp させたり使いたい長さに切ったりしてから、 朗読音声にも LFO を仕込んだりエフェクトをかけたりして、トラックを作成。
GW くらいから Warp とフォローアクションは積極的に使ってみているけれど、普通に使っても便利だし、わざと間違った使い方をしても面白いし、ほんとうに Ableton Live はどこをどう切っても電子楽器だなあと思う。
できあがったトラックは Studio One に並べて。
前作からのシリーズに組み入れようと、トラックを作っているときに考えていたので、前作と同じ音で始まって、同じ時間で同じ音で終わるように並べて、マスタリングとミキシングを何度か行き来して完成。
ミキシングの段階できちんとやることをやっておかなければ、マスタリングしたところでどうにもならないことがあると、今回の制作で実感できたのは、とても大きな収穫だったと思う。
書いてみたら馬鹿みたいに当たり前のことだけれど、ポンコツは何事も体験してみないと理解しないので。
というわけで、新作 “luxuria”です。
制作時間はこれまででおそらく最短。でも、Elly もわたしもすごく好きな音ができました。
幸せな 50 作目をありがとう。