最近のこととか

音を作りまくっています。

“March came in like a lion, but went out like a lamb.” を出したときに、2 つストックがあるって書いたけど、それからも、時間ができたのをいいことに一日一つくらいの勢いで作っていて。
作る練習だと割り切って、というのは、作れば作るほど、「何かが違う」「何かが足りない」という思いが募っているからなんだけど、Elly とそんな思いも共有しながら、習作を重ねつつ、その「何か」を探している。
音のことばっかり考えている日々。書き散らかしたメモが散乱してる。

「何か」を探すために、いろんなアーティストさんたちのインタビューを読んだり(ele-king は楽しくてついつい次から次へと読んじゃう……紙エレ買って恩返ししないと)、本を読んでみたり、音源を聴いてみたり。
アルトー『神の裁きと訣別するため』(河出書房新社)は一読しただけだとうまく頭に入ってこなかったんだけど、気になるから何度も読んでいるうちに何となく(わたしなりに)わかってきて。
あとは、ユリイカの坂本龍一追悼号とか、柳澤桂子『リズムの生物学』(講談社)とか、ボードリヤール『シミュラークルとシミュレーション』(法政大学出版局)とか、大森荘蔵・坂本龍一『音を視る、時を聴く[哲学講義]』(筑摩書房)とかを並行して読み進めている。

『シミュラークルとシミュレーション』は「いまさら」感が半端ないけど、なかなか手を出せずにいて。
映画 “The Matrix” にはまった時点で読んでおくべきだったんだけど。
でも、読むべき時に読むべき本が手元に現れると、わりと本気で信じているので、今なんだろうな、きっと。

日常生活は何とか送りながらも、頭は大混乱なので、今夜からまた、Elly がプレゼントしてくれた一人時間を過ごしてくることにした。
音作りもできたらいいけど、それよりもメモと頭の整理と、やりたいことの準備に時間を充てられたらいいかな。
そうだ、ストックからどれか一つ、リリースもするつもり。
音の数だけでいえばアルバムができるくらいあるけど、何でも出せばいいってものでもないと思うし、そのあたりも含めていろいろ考えてみようとは思っている。

でも、前は、何でも出せばいいって思ってたような気がしてきた。
やっぱり何かが少しずつ書き換わっているんだろうな、自分の中で。

そんな、このごろ。

♪よかったらシェアしてください♪
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次