ハードディスクは壊れる。
Works のページに並べてある作品の中で、”Chronicle” と “Crossing” と “afterglow” は、トラックごとのデータがない。
保存していた外付けのハードディスクがある日いきなり壊れたから。
RAIDの何番か忘れたけど、それで保存してるから大丈夫と高をくくっていたら、結局データを復活させられずじまいに終わった。
今はクラウドサービスも併用して、外付けのハードディスクが壊れても何とかなるようにできていると思うけど、不安。
上に挙げた 3 作も、最終形だけでも取り戻しておこうと、何やってんだろと思いながら、SoundCloud からダウンロードして保存した。
で。
保存したついでに聞いてみたら、どことなく記憶を揺さぶられるような感覚があったんだけど、それがいつのいかなる記憶なのかはよく分からなくて。
これを使って何か、この妙な感覚を表現するものを作りたくなった。
興味があった「オーディオトラックを MIDI トラックに変換」を最初に思い出したのでやってみたけど、これは失敗というか、思っていた感じにならなかったので、別のソフトウェアで 0.5 秒×822 個の短い音源に刻んでから Ableton Live に放り込んで、ランダムな順番で再生するようにしてからエフェクトをかけた。
このままだと延々と続いてしまうのと、持続音が欲しかったのもあって、同じ作品の別アレンジをちょっと加工して並べたりして。
使ってみたかったけどなかなか使えなかったエフェクトもマスタートラックに挿して。
というわけで、産地直送という言い訳もつけつつ、新作 “melting memories” です。
ビジュアルワークは共作です。
