Ornament & Crime マニュアル解読(1) Operational principles

※アイキャッチ画像は本家から拝借しています。

わたしは、Ornament & Crime (以下 “o_C”)に、モジュラーシンセサイザーを知ってすぐの頃から、どういうわけか憧れてて、今は After Later Audio uO_C を使っている。コンパクトだし、見た目もかっこよくて、好き。
でも、「使っている」なんて口にするのがおこがましいくらい、何にもわかってない。
適当に押したり回したりして、「これでいいや♪」っていうレベル(書いてて自分のアホさ加減に腹が立ってきた)。

数日前に、機材やら印刷物やらを置いてある棚を半日くらいかけて整理して、要らない紙は捨てて、必要な資料にはちゃんとアクセスできるように整えたときに、紙の山の中から o_C のマニュアル(英語)を印刷したものも出てきて、あんまり分厚いからそれだけで一冊のファイルにおさめたんだけれど、音を作っているときにそのファイルをパッとめくってサッと読んで、「なるほど、こう使えばいいのね」って理解できるほどの英語力は、残念ながらわたしにはない。

オリジナルのファームウェアのマニュアルについては、Beatsville さんが翻訳してくださっているのは知っているし、何度か読んでみたりもしたのだけど、それでもよくわからない(動画も観たら、もう少し分かるのかなぁ)。
よくわからないのは、わたしに基礎知識が足りなさすぎるからなので、ここはちょっと腰を据えて勉強するつもりで、DeepL や辞書や本やウェブの力を借りながら、本家のマニュアル(v1.3 firmware)を少しずつ、自分で翻訳というか解読というか、そういうことをしてみようと思い立った。
なので、蛍光ペン的な強調部分は、「わたしにとって」大切な部分でしかないです。悪しからず。

まずは Operational principles から。これすらちゃんと覚えてないのよね……。
そういえば、Expert Sleepers Disting mk4 の基本操作もよく分かってないんだった。どっちも毎回、「あれ、どこをどうするんだっけ」ってなる。
まあ、いいや。一度に一つずつ。

ちなみにというか、Hemisphere Suite を使う気はないので、そっちは放置します。たぶんずっと。

目次

Operational principles (基本操作)

スタートアップ

電源投入直後、スタートアップの進捗状況はディスプレイの下部に直線で表示され、右から左に徐々に縮んでいく。デフォルトでは、起動フェーズの後、モジュールは最後に保存したアプリで起動する*1ただし、エンコーダーのいずれかを押し続けていると、モジュールは下記の状態で起動する。

  • 左エンコーダーを押し続ける:キャリブレーションモードで起動
  • 右エンコーダーを押し続ける:アプリ選択メニューに入る

*1 これは知ってないといけなかったことだ。わたしは Low-rents が大好きというか、これしかほとんど使わないのに、起動のたびに CopierMaschine が立ち上がるから、アプリ選択からスタートしていた。アホだ。やっぱりポンコツだ。保存方法はあとで出てきます。この機会にちゃんと覚えておこうっと。

アプリの選択

アプリ選択メニューは、前述のようにモジュールの電源を最初に入れたとき、または通常使用中に右エンコーダーを長押しする(2 秒以上押し続ける)ことで表示される。

アプリ選択メニューに入ったら、右エンコーダーを回してアプリを選択し、右エンコーダーを押して選択したアプリに切り替える。
アプリ選択画面が表示されているときに「▲」ボタンを押すと、エンコーダー・アクセラレーションのオン/オフが切り替わる(切り替わったことを示す画面表示はない)。
エンコーダー・アクセラレーションは、値を編集するモードでエンコーダーを高速で回転させる際に、エンコーダーを 1 回クリックするごとに値が増加または減少する量を大きくする。これにより、エンコーダを 1 ステップずつ動かしても、精度は保たれたまま、値の全範囲にわたって素早く遷移することができる。

設定の保存 / モジュールの状態

各アプリの設定は自動的には (automagically) 保存されない。現在の状態/設定を保存するには、アプリ選択メニューに入り、右エンコーダーを 2 秒以上、2 回長押しする*1これによってモジュールの状態が保存され、選択したアプリが次回起動時にデフォルトになる。大きくなる四角形が短時間、動作状態を示すために表示される。設定を保存するたびに、現在選択されているアプリの設定だけでなく、すべてのアプリの現在の設定が保存されることに注意する必要がある。

注意:設定が保存される間、モジュールの動作は一時停止する(これは意図的なもの)。通常、この一時停止は重要ではないが、ライブ・パフォーマンスで o_C を使用する場合は注意する必要がある。モジュールが一時停止するのは、あるアプリから別のアプリに切り替えたときではなく、設定が保存されたときだけ。
設定は Teensy 3.2 EEPROM ストレージに永久に保存される。(EEPROM メモリは、書き込むことができる回数に上限があるが、少なくとも100,000回、おそらくそれ以上の書き込みサイクルに耐えるので、通常の使用で Teensy/MK20 プロセッサの EEPROM メモリが消耗することはほとんどない。万が一消耗した場合は、約25米ドルでTeensyを交換すべし)。

アプリの設定をデフォルトにリセットする

アプリの設定をデフォルトの状態にリセットするには、起動中(スプラッシュ画面が表示されている間)に「▲」と「▼」のボタンを同時に押す(キャリブレーションデータはリセットされない)。

アプリの一般的な操作

各アプリには、設定モードと「スクリーンセーバー」モードの 2 つの表示モードがある。アプリは、ユーザーによる操作がない状態が続くとスクリーンセーバーモードに移行する。移行するまでの時間はキャリブレーションメニューで設定できる。また、「▲」ボタンを 1.5 秒以上長押しすると、スクリーンセーバーが起動する。

設定画面が表示されていても、スクリーンセーバーが表示されていても、モジュールの動作に変わりはない。スクリーンセーバーが表示されている場合、2 つのエンコーダーのいずれかをクリックあるいは回転させるか、「▲」ボタンまたは「▼」ボタンを押すと、すぐに設定画面に切り替わる。

ほとんどのアプリの設定モードでは、右エンコーダーを使用して利用可能な設定(パラメータ)のリストを上下にスクロールして選択する。右エンコーダーをクリックすると、各設定(パラメータ)の値を編集するモードに切り替わり、設定(パラメータ)の横に 1 つまたは 2 つの小さな上下の三角形が表示される。右エンコーダーを回すと、関連する設定(パラメータ)が増加または減少する。右エンコーダーをもう一度クリックすると、設定(パラメータ)選択モードに戻る。

マルチチャンネルアプリでは、左エンコーダーで 4 つのチャンネル(A~D)設定のうち、編集したいチャンネルを選択する。すべてのチャンネルは、設定編集中でもバックグラウンドで動作し続けている。値を編集するモードでも、左エンコーダーでチャンネルを変更できるため、4つのチャンネルそれぞれで同じ設定を簡単に編集できる*2

他のアプリでは、左エンコーダーはルート音や移調の設定、周波数やレートの設定、音階の設定に使用される。動作の詳細は、各アプリのマニュアルに記載されている。

「▲」ボタンと「▼」ボタンは、音階を 1 オクターブ上または 1 オクターブ下に移調するか、周波数または速度を 32 単位で増減する(ただし、一部のアプリで例外あり)。

右エンコーダーが縦移動、左エンコーダーが横移動だと、とりあえず理解しておく。*2 は地味に便利というか、すごく気が利いてる機能だと思う。

スケール、カスタムスケール、ノン・オクターバル(1V/oct ではない)チューニング

o_Cには、100以上の定義済みスケール(ソースコードで変更可能)と、モジュールのユーザーインターフェースから直接編集可能な4つのユーザー定義スケールが付属している。スケールエディターの詳細については、Quantermain のマニュアルを参照のこと。

定義済みの音階の多くは微分音、つまり1オクターブあたり12音以上の音符を持つか、1オクターブあたり12音以上の音符を持つチューニングの部分集合である。o_Cはオクターブあたり最大16音までの音階をサポートしている(ただし、この16音は任意であり、それ自体がオクターブあたり16音を超える音階の部分集合になることもある)。

第 2 段落の “subset”(部分集合)の意味がいまいちよく分からないんだよなぁ。つまり、1 オクターブあたり 16 の 2 乗=256 音まで含む(分割する?)ことができるってことなのかな。

クオンタイザーを使いたいと思ったことがないから、最後の疑問が晴れるのはいつの日になることやら、という感じだけれど。
次は、いちばんよく使う Low-rents に挑戦して、その次は Piqued からの Dialectic Ping Pong かなあ。Viznutcracker, sweet! まで行けたらいいけど。
最近、エンヴェロープについてもっと真面目に考えないといけないっていう気がずっとしているので、少なくとも Piqued までは一気に行きたいな。
でも、よく考えたら、Low-rents と Piqued は同時には使えないのよね。uO_C は 1 台しかないんだから。
そうなると Zadar か。あ、PNW でもいいのか。Disting mk4 でもきっとできるんだろうけど……課題山積とはこのことだわ。
まあ、いいや。一度に一つずつ。

いちおう、わたしの無駄口を省いたバージョンを PDF にして置いておきます
コピペして、体裁をちょっといじっただけなので、味も素っ気もないですけど。
こんなのでよければ、一部なり全部なり、ご自由にお使いください。

♪よかったらシェアしてください♪
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次